看護手技のなかで足浴が一番好き

いろいろな疾患をみたくて内科病棟に

看護師歴10年以上で、外科と内科を経験している30代の女性です。現在は総合病院の内科病棟に勤務しています。ある程度大きな病院で、いろいろな疾患をみることができ、看護の勉強になると思ったので、いまの職場を選びました。

足浴をしてあげるのが好き

私は、患者さんに足浴をしてあげるのが好きです。足浴を必要とする患者さんは、やはり一人で十分に清潔ケアができない人です。寝たきりの方や、人工呼吸器を装着いている方などが多いですが、自分一人で動けていてもシャワーだけで済ませている方、ゆっくりお風呂に入って足を洗うほどの体力のない方などもそうです。元気な時にはあまり気づきませんが、お風呂に入って体を隅々まで洗うのは、けっこう体力が必要です。なので、治療で倦怠感が強いと足から汚くなったりします。そんな患者さんは足浴をすると喜ばれます。

足浴をしながら話を聞くのが好き

それに、足浴にはただきれいになるだけではなくて、温浴効果やリラックス効果もあります。また、ベッドサイドでお湯に足をつけてから、ゆっくりガーゼなどで洗う時の、ゆったりした空気が好きです。普段あまりゆっくり話を聞くことができない患者さんの話も、足浴の時は少し意識して話を聞くようにしています。

気持ちよくなったと言ってもらえるとうれしい

以前、若い男性の患者さんで、皮膚に病変が出ており、そのためかなり垢がたまっているような方がおられました。自分でシャワー浴もされるので、看護師もあまり清潔ケアには重きをおいていませんでした。足浴好きな私としては、垢だらけでそのままの足が気になって仕方がなく、患者さんに足浴を提案しました。若い男性で、そのような介入は抵抗があったのか、最初は遠慮されていました。しかし、きれいにすることのメリットなどを話したところ、それなら一度やってみようと言ってくださったので実施しました。すると、垢がみるみるとれ、バケツのお湯は垢がプカプカ浮いた状態になりました。患者さんの足も見た目すっきりです。そして患者さんが「男だし、もう自分の足にも見慣れてなんとも思わなくなりつつあったけど、やっぱりきれいになるとうれしいし気分がいい。」と言ってくれたことがとても印象に残っています。

人工呼吸器の扱いは苦手

一方で、私が苦手にしている仕事は、人工呼吸器管理です。人工呼吸器って、なぜか何度経験しても苦手意識が強いのです。若いころから経験していればそうでもないのでしょうが、新人のころはほとんど人工呼吸器使用中の患者さんをみたことがなかったので、なんとなくいまも根本的に理解できているのか自分でもよくわからないのです。

職場のみんなでフォローしあっていければ

誰にでも苦手や嫌いなことはあります。もちろん、患者さんに対して責任をもって仕事をすることが大切ですし、克服するよう何かしらの努力はいると思います。しかし、一人ですべての仕事をしているわけではありません。なので、苦手を克服できていないうちは一緒に働くスタッフの力も少しずつ借りながら頑張っていけばいいと思っています。