看護師としてあらゆることが経験できる内科病棟勤務

最初に入職した内科病棟にずっと勤務

ずっと総合病院の内科病棟に勤務している30代の女性看護師です。最初に総合的な勉強ができると思って内科病棟勤務を希望し、その後特に不満もないのでそのまま勤務しています。内科病棟のみといっても、仕事内容はわりといろんなことをしてるほうだと思います。私にとっては、同じ年代の人よりもぐっと年齢のあがったお年寄りとのかかわりのほうが、癒やしだと感じられます。だから、どんなに大変な仕事もこなせるように思います。

実は夜勤が大好き

私は、新人のときから夜勤がとにかく好きでした。大勢で仕事をするわけではないので、自分の中での時間の使い方が自由なことや、患者様が寝ているということで日頃できない病棟のために必要な仕事もできるからです。たとえば、点滴セットの準備はその都度しなくてはならないのですが、そのセットを何組か作っておくことができたり、日勤が来る前に日勤の仕事を先取りしておいてあげたりと、仕事を円滑にするための準備が夜の時間は適していました。

夜勤なら患者様一人一人と向き合えるから

ほかにも、カルテを日頃じっくりみていられない状況でも、夜間ですとさかのぼってみることもできますし、医師の治療方針についてや看護記録から看護計画の見直しなどといった事務的な作業も、日中に比べコールが少ないために行えるのが好きです。また、夜間は急変や看取りのケースも多々あったりもしますが、一人でその状況をこなすことも仕事をしている実感になっていたため、やりがいになっているかと思います。

もちろん苦手なこともあるけれど

苦手なこととしては、人工呼吸器、心電図モニターの管理など機械を取り扱うことです。機械については、看護学校ではほとんど学ばずに職場にでていることもあり、臨床での自己学習が要となります。ところが、機械にはいろんなタイプがありますし、医師のように十分な知識もないせいか自信が持てずにいます。どんどん経験年数があがるにつれ、その苦手意識を克服できないまま新人を迎えたりするため、ますます人には言えない悩みと化しています。

やっぱり夜勤での経験が自分の糧になっている

以前、家族がとても苦情をおっしゃる個室の患者様がいました。その患者様はお年が90歳を超えていて、人工呼吸器による管理を余儀なくされていました。その方の余命が、残りわずかであると医師が家族に説明されたものの、家族の受け入れがなかなかされず、医師も大変困っていました。それに、同僚の誰もがそんな患者様の最期を看取ることを避けていたのですが、私が夜勤をしていたときに危篤となり、看取ることになりました。家族を招集してもらい、状況を説明するとともに医師を呼び、ほかの患者様の対応をしつつ、納得できる最期を家族の皆様と過ごせたときの晴れやかな気持ちは、今までの看取りの中ではなかったように思います。

ほんの少しのやりがいがあれば続けられる

その看取りをしたとき、朝になって出勤してきた同僚みんなからお疲れさまと言ってもらい、同僚が嫌がる仕事を自分は嫌な思い一つせずにできたことに、ナースとして誇らしくなりました。たった1パーセントでも幸せに感じる何かがあれば、看護は続けられるんだと思います。看護師であることに思い悩んでいる人も、好きなことも苦手なことも、どちらでも自分が輝ける一瞬があることを忘れないでください。